研究について | 乳がん検診の適切な情報提供に関する研究 | 福井県済生会病院

研究について

研究概要

乳がん検診に関する情報提供の妥当性評価
2018-2019年度

平成29年度厚生労働科学特別研究事業「乳がん検診における乳房の構成(高濃度乳房を含む)の適切な情報提供に資する研究」で作成した「高濃度乳房についての質問・回答集(QA集)」の妥当性を評価する。具体的には、乳がん検診学会関連施設(要検討)での乳がん検診受診者における有用性を評価し、必要に応じて改訂を検討する。

他国における乳がん検診の実態調査
2018-2019年度

乳がん検診の科学的根拠やシステムについては、欧米各国の状況をこれまでも参考にしている。米国のではいくつかの州で乳房の構成の通知が行われている一方、欧州では行われておらず、これらの国の現状を把握し、我が国の実情と比較することで、情報提供の方向性を検討する。

高濃度乳房の実態調査
2018-2020年度

我が国においては、国全体として高濃度乳房の実態把握はできておらず、これまで示されたものは福井県の集団検診及び愛知県の2施設のデータなど限られたもののみである。乳がん検診関連団体(日本乳癌検診学会及び日本乳がん検診精度管理中央機構等)におけるデータ把握状況を調査し、持続可能なデータ収集システムの構築について検討する。

乳がん検診受診者に対する情報提供ツール開発
2019-2020年度

これまでの検討を基に、検診受診者への情報提供ツールを開発し、妥当性評価を行う。